タイガー電気圧力鍋は、TIGER COOKPOTとして展開されている自動調理系のキッチン家電です。材料を入れてメニューを選ぶだけで調理しやすく、火加減を見続けなくてよい点が魅力ですね。
ただし、タイガー電気圧力鍋にもデメリットがあります。一般的な高圧タイプの電気圧力鍋と同じ感覚で選ぶと、「思ったほど時短ではない」「魚の骨までやわらかくならない」「容量が足りない」と感じることがあります。さらに、内ぶたやつゆ受けなどの洗い物、ふたを開けたときの高さ、置き場所も確認が必要です。
この記事では、タイガー電気圧力鍋のデメリットを中心に、向いている人・やめたほうがいい人、購入前に確認すべきポイントを整理します。買う前に「自分の料理スタイルに合うか」を判断しやすくするための記事です。

タイガー電気圧力鍋のデメリットは?買う前に知っておきたい注意点
デメリット1:高圧タイプのような強い時短を期待するとズレが出やすい
タイガーのTIGER COOKPOTは、「うま圧」という低めの圧力を使った調理が特徴です。公式仕様では、COK-A220やCOK-B220/B400の最大使用圧力は15kPaと案内されています。
これは、短時間で食材を一気にやわらかくするというより、食材の食感や味を意識した設計です。そのため、一般的な高圧タイプの電気圧力鍋と同じように「とにかく早く、何でも一気にやわらかくしたい」と期待すると、少し物足りなく感じる可能性があります。
たとえば、角煮や煮込み料理はほったらかしにしやすい一方で、公式レシピでも豚の角煮は90分、うま圧カレーは32分など、料理によってはそれなりに時間がかかります。時短だけを最優先にする人は、調理時間を事前に確認しておきたいですね。

デメリット2:魚の骨までやわらかくしたい用途には向きにくい
低圧寄りの設計は、食材を崩しにくいメリットがあります。一方で、魚の骨まで缶詰のようにやわらかくしたい用途には向きにくいです。
レビューでも、タイガーの低圧調理は食材の仕上がりを評価する声がある一方で、魚の小骨までやわらかくなることを期待していた人にはギャップがある、という趣旨の声が見られます。
魚の骨まで食べたい、すじ肉を短時間でしっかりやわらかくしたい、圧力の強さを細かく選びたい人は、他社の高圧タイプや圧力段階を選べるモデルも比較したほうがよいです。
デメリット3:容量選びを間違えると作り置きには足りない
タイガー電気圧力鍋は、COK-A220/B220のようなコンパクトモデルと、COK-B400のような大容量モデルがあります。公式仕様では、COK-B220は調理容量が1.2Lまたは1.4L、COK-B400は2.5Lです。
一人暮らしや2人暮らしならコンパクトモデルでも使いやすいですが、4人家族のメインおかずや作り置きをまとめて作りたい場合は、容量不足を感じる可能性があります。
電気圧力鍋は満水容量いっぱいに調理できるわけではありません。カレー、肉じゃが、スープ、煮込み料理をどのくらい作りたいかを、家族人数と保存量から逆算して選ぶ必要があります。

デメリット4:洗うパーツは少なくても、毎回の手入れは必要
タイガーのBシリーズでは、お手入れパーツは内なべ、つゆ受け、内ぶたの3点と案内されています。つゆ受けと内ぶたは食洗機対応とされており、片付けを楽にしやすい設計です。
ただし、電気圧力鍋はにおいや油汚れが残りやすい料理にも使います。毎回、内なべ、内ぶた、パッキンまわり、つゆ受けを確認する必要があります。タイガーのサポートでも、内なべの手入れにはやわらかいスポンジの使用が案内されています。
「ほったらかし調理=片付けもゼロ」と考えると後悔しやすいです。調理中は楽でも、食後にパーツを洗う手間は残ります。

タイガー電気圧力鍋で後悔しやすい人の特徴
- 高圧で短時間調理できることを最優先したい人
- 魚の骨までやわらかくしたい人
- 家族分の作り置きを一度に大量に作りたい人
- 毎回の内ぶた・つゆ受け・パッキンまわりの確認を面倒に感じる人
- レシピ番号やメニュー選択を覚えるのが苦手な人
特に注意したいのは、「電気圧力鍋なら全部時短」と考えているケースです。タイガーは低圧寄りで味や食感を意識したモデルなので、短時間で強く加圧したい人とは相性が分かれます。
タイガー電気圧力鍋が向いている人
- 火加減を見ずに煮込み料理を作りたい人
- 食材を崩しすぎず、やさしい仕上がりを重視したい人
- 炊飯、煮込み、低温、無水、発酵などを1台で試したい人
- コンパクトな電気圧力鍋をキッチンに置きたい人
- 公式レシピに沿って使うのが苦にならない人
タイガー電気圧力鍋は、「爆速でやわらかくする家電」というより、「火を使わず、失敗しにくく、日常の煮込みや炊飯を任せる家電」と考えると選びやすいです。
タイガー電気圧力鍋のメリットも確認
メリット1:材料を入れてメニューを選ぶだけで使いやすい
公式ページでは、材料を入れる、ダイヤルとタッチボタンでメニューを選ぶ、できあがりという3ステップが案内されています。火加減を見続けなくてよいので、煮込み料理の心理的な負担を減らしやすいです。
メリット2:COK-Bシリーズは1台11役で使い道が広い
2024年発売のCOK-B220/B400では、炒め機能が追加され、1台11役と案内されています。うま圧、高速、スロー、無水、発酵、ベイク、炊飯、茹で、温めなど、複数の調理に使えます。
炊飯器、鍋、低温調理器を完全に置き換えられるとは限りませんが、キッチン家電を増やしすぎたくない人には便利です。
メリット3:手入れパーツが少なめで、続けやすい
Bシリーズでは、お手入れパーツが内なべ、つゆ受け、内ぶたの3点とされ、つゆ受けと内ぶたは食洗機対応です。毎回の片付けが重すぎると使わなくなるので、パーツ数が少ないのはメリットです。
購入前に確認すべきポイント
| 確認ポイント | 見るべき理由 | 後悔しやすいケース |
|---|---|---|
| 容量 | 家族人数と作り置き量に関わるため | コンパクトモデルでメインおかずが足りない |
| 最高圧力 | 食材のやわらかさや時短期待に関わるため | 高圧調理の仕上がりを期待して物足りない |
| ふた開き時の高さ | 棚下やカウンター下で使えるかに関わるため | 置けてもふたを開けにくい |
| お手入れパーツ | 毎回使い続けられるかに関わるため | 内ぶたやつゆ受けを洗うのが面倒になる |
| 作りたいレシピ | オートメニューとの相性に関わるため | 買った後に作りたい料理が少ないと気づく |
| 炒め機能の有無 | COK-AとCOK-Bで機能差があるため | 下ごしらえまで1台で済ませたいのに対応していない |
口コミを見るときの注意点
口コミを見るときは、型番と容量を分けて確認しましょう。COK-A220やCOK-B220のコンパクトモデルと、COK-B400の大容量モデルでは、満足しやすい家庭人数が違います。
また、「おいしくできた」という口コミと「時短ではない」という口コミは両立します。タイガーは低圧寄りのうま圧が特徴なので、短時間で強く加圧する目的か、火を使わず任せる目的かで評価が変わります。レビューでは、レシピ番号を確認する手間、意外と大きいと感じる声、洗い物が楽という声なども見ておくと判断しやすいです。
公式情報・販売ページで見たいこと
- 型番:COK-A220、COK-B220、COK-B400など
- 容量:調理容量、満水容量、炊飯容量
- サイズ:幅、奥行、高さ、ふた開き時の高さ
- 最大使用圧力:15kPaか
- 自動メニュー数、手動メニュー数、炒め機能の有無
- お手入れパーツ、食洗機対応範囲、消耗品の入手性
公式ページでは、COK-A220は幅28.1cm、奥行27.4cm、高さ22.6cm、質量約3.6kg、容量はうま圧・高速で1.2L、その他調理で1.4Lと案内されています。COK-B400は調理容量2.5L、ふた開き時の高さ約50.6cmのため、置き場所の高さも確認しましょう。
他の選択肢と比較したほうがいいケース

| 選択肢 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| タイガー電気圧力鍋 | 味や食感、日常使いのしやすさを重視する人 | 高圧時短や魚の骨までやわらかくする用途には注意 |
| 高圧タイプの電気圧力鍋 | 短時間でしっかりやわらかくしたい人 | 食材が崩れやすい場合がある |
| 大容量の自動調理鍋 | 4人以上のメイン料理や作り置きをしたい人 | 本体サイズと収納場所を確認 |
| 普通の鍋・圧力鍋 | 火加減や味付けを自分で細かく調整したい人 | 調理中に目を離しにくい |
タイガー電気圧力鍋は買っても大丈夫?やめたほうがいい?
買ってもよい人
- 火を使わず煮込み料理を任せたい人
- 高圧時短より、食材の仕上がりや日常使いを重視する人
- 家族人数に合う容量を選べる人
- 公式レシピを見ながら使うのが苦にならない人
やめたほうがいい人
- 短時間で強く加圧することを最優先したい人
- 魚の骨までやわらかくしたい人
- 毎回のパーツ洗いをできるだけ避けたい人
- 作り置きを大量に作るのにコンパクトモデルを選ぼうとしている人
まとめ:タイガー電気圧力鍋はデメリットを理解して選べば後悔しにくい
タイガー電気圧力鍋のデメリットは、高圧タイプほどの時短を期待するとズレが出やすいこと、魚の骨までやわらかくする用途には向きにくいこと、容量や手入れで後悔する場合があることです。
一方で、火を使わずに煮込みや炊飯を任せたい人、低圧寄りのやさしい仕上がりを重視したい人には使いやすい家電です。購入前は、容量、ふた開き時の高さ、作りたい公式レシピ、洗うパーツ、COK-A/Bの機能差を確認しましょう。そこまで見て選べば、タイガー電気圧力鍋のメリットを活かしやすくなります。

